4月28日号のi-cityニュース

投稿日:2017年04月28日

○土地利用条例制定に向けた住民説明会
○伊賀白鳳高校の生徒が坂倉デザイン椅子修復作業中
●7ch番組情報
《ADS便》生徒が自ら作り上げる第35回ミュージカルガーデン
●お知らせ
・前田教育会館蕉門ホール開館25周年記念事業
・伊賀線まつり2017について

【伊賀白鳳高校の生徒が坂倉デザイン椅子修復作業中】

伊賀市役所を設計した建築家 坂倉準三がデザインした椅子を
今、三重県立伊賀白鳳高校建築造形部の部員が修復しています。

部員が修復に取り組んでいるのは
伊賀市役所が完成した時に納品された木製の食堂椅子と中座椅子それぞれ1脚です。

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この日は座面と背もたれのクッションとなる
ウレタンの形を整えたり貼り付けなどをしました。

座面に座った際に座り心地が良いように2種類のウレタンを重ねていきます。

修復作業はオリジナルのデザインに近づけながらも
使いやすいように工夫しながら行っているそうです。
修復している椅子は市役所の通路や議場のロビーなどで使われていましたが
納品からおよそ50年がたち劣化が進んでいました。

それを見つけた建築造形部顧問の平野太一教諭は
普段の部活動で家具などを製作している部員の勉強にもなり
伊賀市に貢献できるとの思いから今年1月に椅子の修復を市に提案しました。

修復には1月26日から取り掛かりました。

作業は週に2回の部活動の時間で行い、
座面の素材を選ぶことからはじめ
これまでに椅子を分解して木の表面を磨き再び組み立てるなどしてきました。

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今後は5月中の完成をめざし
食堂椅子は黒の合成皮革張り、中座椅子はオレンジ色の布張りで仕上げていくそうです。

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