12月17日号のi-cityニュース

投稿日:2014年12月17日

〇伊賀地域高等学校活性化推進協議会
〇読書感想文コンクール表彰式
〇2014全国そろばんコンクール
〇神戸神社 式年遷宮に向けて 新たな試み「木遣り唄」
●お知らせ・上野商工会議所コミュニティ情報プラザよりイベントについて
     ・伊賀市倫理法人会 上映会&対談について
《特集》アイラブ Animals!

【神戸神社 式年遷宮に向けて 新たな試み「木遣り唄」】

式年遷宮と言えば
去年、伊勢神宮で行われたことが思い出されますが、
伊賀でも来年神戸神社が式年遷宮を行います。

 20年に一度行われる式年遷宮に向け
氏子たちが準備を行う中、新たな試みにも取り組んでいます。

神戸神社が来年の式年遷宮で行う新たな試みは「木遣唄(きやりうた)」です。
この唄は、式年遷宮の初めに神社に木を曳き入れる行事、
御木曳で唄われる唄です。

知られている限り
これまでの神戸神社の御木曳では唄われておらず、
氏子の男性13人が来年の御木曳でお披露目し、
行事を盛り上げようと取り組んでいます。

前例がないため伊勢神宮の氏子に教わり、
唄の歌詞も神戸神社に合うようにアレンジ。
3月から準備を始め、9月から本格的に練習を行っています。

神戸神社が伊勢神宮と同じように
20年に一度の式年遷宮を行うのは、
「元伊勢(もといせ)」と呼ばれることに由来します。

元伊勢とは、かつて宮中でお祀りしていた
天照大神(あまてらすおおみかみ)を別の地に遷すことになり、
鎮座地を求め倭姫命(やまとひめのみこと)が
大和、伊賀、近江、美濃など諸国を巡幸されたとき、
現在の場所に辿り着くまでに一時的に天照大神をお祀りしたとされる
場所のことをいいます。

 神戸神社では伊勢神宮の式年遷宮が行われた後、
伊勢神宮の前の神殿などで使われていた
木材をもらい受け式年遷宮を行っており、
記録が残るだけでも400年以上続けられています。

来年行われる神戸神社の式年遷宮は御木曳が行われた後、
仮遷宮(かりせんぐう)、地鎮祭(じちんさい)、
上棟祭(じょうとうさい)、正遷宮(しょうせんぐう)、
そして本殿完成を祝う11月の奉祝祭(ほうしゅくさい)まで
様々な行事が行われます。

御木曳では比土から上神戸の神戸神社まで
出発の時と、途中2回の休憩、
そして神社到着時に木遣唄が唄われるということです。

Still1217_00000