10月10日号のi-cityニュース

投稿日:2017年10月10日

〇伊賀の国 柘植の斎王群行
〇勝手神社の神事踊
〇島ヶ原スポーツフェスティバル
〇ひじきコスモスまつり~収穫祭~
〇上野高校同窓会 記念講演会
〇伊賀コミュニティオーケストラ第14回定期演奏会

【伊賀の国 柘植の斎王群行】

伊賀市柘植町にある都美恵神社を出発点に9日、
平安時代に京都から伊勢神宮に向かった行列を再現する行事
「伊賀の国 柘植の斎王群行」が行われました。

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この伊賀の国 柘植の斎王群行は
地域の人によって組織された実行委員会の主催で、
地域おこしや、地元愛の促進につなげようと14年前から行われているものです。

一行は、斎王を「葱華輦」と呼ばれる輿に乗せ、
上町区、下町区、野村区、中柘植区を巡行しました。

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斎王は平安時代に京都から伊勢神宮へ派遣された
皇女や皇族の未婚の女性の事をいい、
国の安全と平和を祈願して神に仕えた人です。

平安初期にこの群行が92年間続けられ、
柘植町には道中で宿として使う頓宮の一つ斎宮芝があったとされています。

今年で15回目の節目を迎えた伊賀の国 柘植の斎王群行。
行列の衣装や道具は地域の人が手作りした物がほとんどだそうです。

また、三重県立あけぼの学園高校の生徒や
伊賀市立柘植小学校の児童、ふるさと音頭保存会の会員など
およそ90人が斎王群行に参加しており
地域をあげて華々しく行事を再現していました。

そして、目的地である斎宮芝跡に到着すると
群行の締めくくりとしてお着きの儀が行われ、
官人の口上が読み上げられました。

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この日、昔の文化が華やかに再現されその姿を見ようと多くの人が訪れました。