2月14日号のi-cityニュース

投稿日:2016年02月14日

○勧菩提寺正月堂 修正会~結願法要~
○キルギス共和国のバトケン州知事らが伊賀市を訪問
○長田招待少年サッカー大会
○上野ロータリークラブ公開講座~発達障害のある子どもの理解と支援のあり方~
○伊賀上野・城下町のおひなさん開催にむけて

【勧菩提寺正月堂 修正会~結願法要~】

「おこない」とも呼ばれる修正会を締めくくる古密教の儀式
「結願法要」を一目見ようと多くの人が参列する中
同じ宗派の6つの寺から僧侶が集まり五穀豊穣や厄除けを願いました。

観菩提寺の歴史は古く、751年に聖武天皇の発願により創建され
奈良県にある東大寺の実忠和尚により再興整備されたと伝わります。

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この会式はそのころから行われていると言われ、
昭和29年に県の無形民俗文化財に指定されました。
また、旧暦の1月に行うものとして
東大寺二月堂の修二会というお水取りに先駆けて行われています。

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正月堂の本尊である「十一面観世音」は三十三年に一度御開帳される秘仏で、
国の重要文化財に指定されており「居眠り観音」ともよばれています。

そのため、この儀式は十一面観世音を冬の眠りから目覚めさせ
春を呼び起こすためのものだと伝えられています。

およそ1260年前から続いているという正月堂の修正会。
今年の修正会も無事に執り行われまりました。