9月30日号のi-cityニュース

投稿日:2013年09月30日

○山里レストラン あわてんぼうオープン!
○第11回伊賀の国 柘植の斎王群行
○猪田地区防災訓練
○民舞踊 鳳扇流 三十周年記念 民舞発表会
○伊賀市生涯学習セミナー ~日本のお座敷文化~
●お知らせ 上野商工会議所 10月のイベントについて
《特集》いがっ子 元気ッコ! 依那古第二保育所

【第11回伊賀の国 柘植の斎王群行】
古代から南北朝時代にかけて行われていた
斎王群行が9月29日に、柘植地区で再現されました。

これは、斎王群行が柘植を通っていた頃の行事を再現しようと
地元の団体や住民が協力して平成15年から毎年行われています。

まず柘植町の都美恵神社で斎王群行に関する行事が行われ
舞が披露されました。

斎王とは、国の安全と平和を祈願するため京の都から伊勢神宮へ派遣され
天皇のかわりとして神様に仕えた
皇女や皇族の未婚の女性などのことを言います。

そして、その斎王に選ばれると都で2年間行いを慎んで身を清め、
3年目に5泊6日の日程で行列をつくり伊勢の斎宮へ向かいます。
それが斎王群行です。

訪れた人が見守る中、およそ70人でつくる
華やかな行列が町中に向けて出発しました。

この行事に使われている衣装や「烏帽子」、そして斎王が乗るみこし
「葱華輦」の飾りなどは祭りを地元から盛り上げるために
実行委員がすべて手作りしたものです。

「葱華輦」には、今年斎王役を務める、伊賀市柘植出身で現在大学4年生の
森島志帆さんが乗りました。

今までは人形や小学生が斎王を務めていましたが
今年初めて斎王の一般募集を行い森島さんが選ばれました。

歴史ロマン感じる「伊賀の国 柘植の斎王群行」。
この日は多くの人が見守る中、華やかに行われました。

 Still0930_00000