2月28日号のi-cityニュース

投稿日:2017年02月28日

○伊賀市議会定例会予算常任委員会3日目
○チャイルドサッカー大会U-6
○災害対応能力向上研修
○台湾・台東県のお茶を楽しむ講座
○食と学びの天神さん
○第20回記念 伊賀上野しょうもん亭

【災害対応能力向上研修】

伊賀市四十九町の三重県伊賀庁舎で2月26日、
災害対応能力向上研修が行われました。

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この日は山口大学大学院の瀧本浩一准教授が
「地域防災における消防団の役割」と題して講演を行いました。

この研修は伊賀市と名張市の消防団員等で構成された
三重県消防協会伊賀支会が実施したものです。

消防団は、地域に密着して住民の安全と安心を守っており
地域防災力の中核を担う存在として重要度が高まっています。

そこで、大規模災害発生時の消防団活動についての認識と知識を深めるため行われました。

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講演の中で瀧本さんは、「自分の力で自分を守る自助ができていなければ
自主防災組織や消防団活動は機能しない」と話しました。

「そのため、消防団員らは自宅や職場を含め
自分の置かれた環境の安全確保が重要である」と説明し、
「家具類の転倒防止やガラス飛散防止を図るなど
身近なことから進めてほしい」と呼び掛けました。

また、広島市の土砂災害や熊本地震に対するハザードマップと災害後の状況などを示し、
「事前に防災対策が行われていれば被害の軽減が図れたのでは」と説明し
事前の防災対策の重要性を訴えました。

そして、「南海トラフ地震は近い将来起こると説明し被害を抑えるためには
消防団や自主防災組織に関わる人たちが
災害想定を把握し住民に正しく伝えることが大切」と話しました。