6月26日号のi-city ニュース

投稿日:2013年06月26日

○平成25年第4回伊賀市議会 閉会
○伊賀忍者特殊軍団阿修羅 フランスの「ジャパンエキスポ2013」に出演
○成年後見制度 研修会
○芭蕉が愛したベニバナ摘み
○いつか絵画の個展を…~伊賀市馬場の箱林一正さん~
●お知らせ 7ch特別番組 夏~凉を求めて~
《特集》あつまれ この街 かんぱに~☆

【芭蕉が愛したベニバナ摘み】

伊賀市朝屋で、23日ベニバナ摘みが行われました。
 
伊賀市朝屋にあるおよそ100uの畑で
ベニバナが育てられています。

このベニバナを育てているのは
市民活動団体「紅ばなネット」のみなさんです。

紅ばなネットは2004年に行われた
芭蕉生誕 360年記念事業で代表の峠美晴さんが
巡り合った俳句がきっかけとなり誕生しました。

その句は「眉はきを 俤にして 紅粉の花」。

これは松尾芭蕉が山形県で満開に咲くベニバナを見て詠んだ句といわれていますが
当時、伊賀ではベニバナが盛んに栽培されていました。

今ではほとんど行われなくなった伊賀のベニバナ栽培ですが
芭蕉の愛したベニバナを復活させようと
紅ばなネットを結成し栽培に取り組んできました。

この日は紅ばなネットのメンバーの他
京都造形大学の先生や研究員も参加し美しく咲くベニバナをつんでいきました。

今年は3月上旬に種まきをし
消毒や土寄せなどをして大切に育て
およそ6千本のベニバナが花を咲かせました。

この日摘まれたベニバナは乾燥させて和菓子や紅花ティーなどにして販売される他
芭蕉翁記念館や伊賀上野城などの施設に切り花として配る予定だということです。

ベニバナ摘みベニバナ摘み