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【観菩提寺正月堂 修正会 結願法要】
「おこない」とも呼ばれる修正会を締めくくる古密教の儀式「結願法要」。
その様子を一目見ようと多くの人が参列する中
同じ宗派の6つの寺から僧が集まり五穀豊穣や厄除けを願いました。
儀式では僧侶が体を地面に打ち付ける「五体投地」を行いました。
そして般若心経を唱えながら歩き
本尊を納めた厨子の周りをほぞの木で打つ「ほぞの木乱打」が行われ
正月堂に力強い音が響き渡りました。
儀式のクライマックスでは、
ご本尊の前に「水天」「火天」に扮した2人の僧侶が走り出て
力強い舞を奉納しました。
火天は本堂内で松明を振り回して
荒々しく舞いそれに対峙する水天は水をまきます。
これは「達陀行法」と言われ「達陀」には「焼き尽くされる」
「滅し尽くされる」という意味があります。
心の穢れを焼きつくして新しい水で浄化し
新しい春を始めるための行事とされています。
参拝した人々はその荒々しさに息をのんで見入っていました。
およそ1260年前から続いているという正月堂の修正会。
その本尊である十一面観世音菩薩は33年に1度開帳が許されており
その貴重な機会が来年の秋に当たります。
今年の修正会も無事に執り行われ来年の記念すべき儀式に向けて新しい1年が始まりました。