1月14日号のi-cityニュース

投稿日:2015年01月14日

○子延区 山之神鍵引き神事
○勝因寺で虚空蔵菩薩会式
○中矢区で世代間交流会
○上野東イーストカップU-12
○書道展 ~秀窓書道教室~
●お知らせ
・伊賀上野ケーブルテレビサービス相談会
《特集》おうちで ワクワク園芸!

【勝因寺で虚空蔵菩薩会式】

1月13日、伊賀市山出の勝因寺で秘仏 虚空蔵菩薩を開帳し法要を営む
会式が行われました。

伊賀市山出の勝因寺では毎年1月13日に
本尊の虚空蔵菩薩を開帳し法要が営まれています。

この日も、菅生和光住職をはじめ山出区の人など檀家のみなさんが集まり
やさしく穏やかな顔の御本尊に手を合わせていました。

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勝因寺の本尊 虚空蔵菩薩は、平安前期に作られたと考えられており
三重県にある4つの虚空蔵菩薩の中で一番古いものだそうです。

知恵や宝の神様で、災いを避け、福を招くとされていて
「山出の虚空蔵さん」として親しまれています。

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大正5年に国宝、昭和25年には国の重要文化財に指定されていて、
開帳は1月13日と9月13日の年に2回のみです。

この日は貴重な本尊を見ようと県外からのお参りもあり
本堂は手を合わせる人で埋め尽くされました。

そして、大般若経が転読されました。

この大般若経は、600巻にも及ぶ経典を読み上げます。

その多さから一字一句を飛ばさずに読むには
時間がかかりすぎるため「転読(てんどく)」と呼ばれる
一巻一巻をパラパラとめくりながら唱える方法が用いられます。

勝因寺で使われている大般若経は寛文10年に木版で刷られたものです。

平成2年に補修をし、今でも大切に使われています。

この日は地区の安全や五穀豊穣などが祈願されていました。

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なお、平成28年には33年に一度の虚空蔵菩薩の一般公開が
行われる予定だそうです。