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○勝因寺で虚空蔵菩薩会式
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【勝因寺で虚空蔵菩薩会式】
1月13日、伊賀市山出の勝因寺で秘仏 虚空蔵菩薩を開帳し法要を営む
会式が行われました。
伊賀市山出の勝因寺では毎年1月13日に
本尊の虚空蔵菩薩を開帳し法要が営まれています。
この日も、菅生和光住職をはじめ山出区の人など檀家のみなさんが集まり
やさしく穏やかな顔の御本尊に手を合わせていました。
勝因寺の本尊 虚空蔵菩薩は、平安前期に作られたと考えられており
三重県にある4つの虚空蔵菩薩の中で一番古いものだそうです。
知恵や宝の神様で、災いを避け、福を招くとされていて
「山出の虚空蔵さん」として親しまれています。
大正5年に国宝、昭和25年には国の重要文化財に指定されていて、
開帳は1月13日と9月13日の年に2回のみです。
この日は貴重な本尊を見ようと県外からのお参りもあり
本堂は手を合わせる人で埋め尽くされました。
そして、大般若経が転読されました。
この大般若経は、600巻にも及ぶ経典を読み上げます。
その多さから一字一句を飛ばさずに読むには
時間がかかりすぎるため「転読(てんどく)」と呼ばれる
一巻一巻をパラパラとめくりながら唱える方法が用いられます。
勝因寺で使われている大般若経は寛文10年に木版で刷られたものです。
平成2年に補修をし、今でも大切に使われています。
この日は地区の安全や五穀豊穣などが祈願されていました。
なお、平成28年には33年に一度の虚空蔵菩薩の一般公開が
行われる予定だそうです。