○菖蒲池勧請縄張り 1年の無事願う
○東谷で勧請縄完成!
○伊賀鉄道 伊賀学検定ツアー
○図書館整備に関するシンポジウム
○日本館旗 伊賀市へ
○青少年健全育成講演会
○三重大学発産学官連携セミナーin伊賀
○上野東ロータリークラブドリームコンサートMini
【市内で勧請縄づくり~菖蒲池・東谷~】
2月7日、菖蒲池と東谷で勧請縄が張られ それぞれ地区の1年の無事を願いました。
菖蒲池の御辺出(おんべで)地区では朝から集議所に
男性およそ20人が集まり勧請縄を作りました。
勧請縄は地区の境にかけることで、悪疫や災難が入り込むのを防ぐとされています。
また、御辺出地区には北へ流れる川があり
小雨でも大洪水を起こして民家を流してしまうことが多く
「龍鬼神のたたり」だと言われていました。
人々はこれを避けるために酒樽や肴などを縄に結び付け、捧げるようになりました。
そうすることで龍鬼神は酒に酔い災難が起こらないと伝えられています。
勧請縄には 鍋つかみ、鍋敷き、タコ、ひょうたん、鯛、酒樽、草履の
7つの飾りがつけられます。
この飾りには「悪をはらい、幸福をつかみ、浮世をわたりたい」という
願いが込められていて、この地区では「願成縄(がんじょうなわ)」と呼ばれています。
また、東谷でも午前中に勧請縄が作られ
午後2時からは観音寺の前にある電柱に縄をかける作業が行われました。
東谷の勧請縄は江戸時代に始まったとされており
1年間地区の人が健康で過ごせるようにと行われています。
一昨年までは約110メートルもの長さの勧請縄を作っていましたが、
人口の減少と共に去年からは約23メートルの長さのものを作っています。
こちらでは無事縄をかけ終わると地区の東西南北7つの入り口に
お札を立てに行きました。
東谷では地区内に邪気が入らないようにとこのようにします。
この日それぞれの地区では住民の健康と安全を願っていました。